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空き家増加に歯止めがかからない?!過去最多の空き家数に

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空き家処分でお困りの方がまずすべきこととは?

悩んで放置している間にも空き家は朽ちていく

空き家増加に歯止めがかからない?!過去最多の空き家数に

 

近年、「空き家問題」という言葉をメディアでもよく耳にするようになりました。

全国の空き家の数は約900万戸となり、住宅全体の13.8%に上り、過去最多となったことが総務省の調査でわかりました。
それによると、日常的に人が住んでいない空き家の数は全国で900万戸にのぼり、前回の調査から51万戸増え、過去最多となりました。
空き家の数は人口減少や高齢化などを背景に各地で増え続け、30年前の1993年のおよそ2倍となります。

都道府県別では、東京都が最も多く89万8000戸、次いで大阪府が70万3000戸、神奈川県が46万6000戸などとなっていて、40の都道府県で前回の調査より増加しています。
また、住宅全体に占める空き家の割合は、和歌山県と徳島県が21.2%と最も高く、次いで山梨県が20.5%、鹿児島県が20.4%など、およそ5軒に1軒が空き家となっています。

使用目的のない空き家の割合が増加し、単身高齢者などが亡くなったあと、相続人がいなかったり、遠方に住んでいるなどで活用されない住宅が増えていることが原因となります。
放置された空き家は、倒壊のリスクのほか、治安や景観の悪化につながることもあるため、どのように対策していくかが課題となっています。

 

空き家になってしまう要因とは?

空き家増加に歯止めがかからない?!過去最多の空き家数に

●高齢化による転居

高齢者が老人ホームや高齢者住宅への転居、養護施設などへの入所により、高齢者が一人暮らしだった場合はその家が空き家になることがあります。特に駅から遠い地域など交通の便が悪い地域では空き家になる確率が高く、一気に増加することが予想されています。

●人口減少

人口の流出や過疎化も空き家を促進させてしまう要因となります。人口が減ることで住宅需要が下がり、多くの家屋が使用されずに残ります。

●相続

実家を相続したものの、自宅が離れた場所にあるため管理が難しく、また、遺品整理などに手が回らず、結果的に空き家の期間が長くなる場合もあります。中には相続人不在で何年も空き家が放置され、地域が対処に困るケースも増えています。

空き家になった時にすぐに対応せず放置されていたことにより、相続人が膨れ上がった末93人にものぼり、撤去が進まない現状がある、という記事もありました。

参考:MBSニュース
「相続人が93人いる空き家」の今…▶︎

●固定資産税

土地の固定資産税は家が建っていることにより、宅地並み課税が適用されますので、通常の固定資産税より1/3もしくは1/6まで抑えられていますが、高額の固定資産税を納税したくないので空き家のまま所有しているケースが多いといえるでしょう。
これにより建物が老朽化し、最終的には特定空き家や管理不全空き家になってしまいます。

 

空き家の適正な管理が求められる時代に

空き家増加に歯止めがかからない?!過去最多の空き家数に

 

空き家になると、具体的な問題はどのようなことでしょうか?

●空き家の発生による問題想定される問題の例

○防災性の低下、倒壊、崩壊、屋根・外壁の落下、火災発生のおそれ
○防犯性の低下、犯罪の誘発
○ごみの不法投棄
○衛生の悪化、悪臭の発生、害虫、害獣等の発生、集中
○風景、景観の悪化
○その他樹枝の越境、雑草の繁茂、落ち葉の飛散 等

このようなことが近隣の住宅や住民に害を与えてしまうことになります。
放置が進めば進むほど、修繕や管理費がかさんでしまう場合があるので、早めに対処することをお勧めいたします。

そして、1年以上誰も住んでいない状態で管理などがほとんどなされていない状態の家となり、管理不全空き家や特定空き家に指定されてしまうと、その後の行政の指導、勧告に従わなければ固定資産税の軽減措置がなくなり(実質的にはそれまでの6倍)、さらに命令にも違反した場合は50万円の過料に課せられるケースもあります。

 

空き家が遠くても大丈夫!地元の管理代行会社に依頼

 

空き家を定期的に点検し、適切に管理をされている場合は心配ありませんが、いつかは空き家を売却するか、再活用を考えなければいけないでしょう。

空き家となった古民家などはリノベーションして味のあるカフェやアパレルショップなどに再活用も可能です。

空き家の再活用といっても漠然としている場合は、空き家問題に詳しい専門家が集う「空き家相談センター」を活用しても良いと思います。兵庫県では下記のNPO法人があります。

NPO法人兵庫空き家相談センター ▶︎

空き家相談センターは、各分野の士業や専門家が集い、空き家問題を総合的に解決するために結成されたNPO法人です。
ここへ所属している会社であれば、各専門家と連携を取りながらあらゆる問題を抱えた方に親身に寄り添ってくれるでしょう。

 

空き家問題のまとめ

空き家管理 草刈り 剪定 施工完了

 

高齢者社会になり2025年問題の要因とも言われています。
増え続ける空き家に歯止めをかけるには、残された世代がいかに再活用していけるかにかかっているでしょう。
空き家解体にも数百万円の高額な費用がかかるため、できることなら適切に空き家を管理しつつ、有効利用できると良いですね。

 

 

 

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