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空き家問題、どう解決する?早いほど良いその理由

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空き家問題、どう解決する?早いほど良いその理由

高齢化社会で増え続ける空き家

空き家問題、どう解決する?早いほど良いその理由

 

近年、日本国内で空き家の問題が急増しています。田舎の地域を中心に、空き家が増え続け、これによる防犯上の懸念や地域経済への悪影響が広がっています。

先日はテレビの取材中にナイフを持った空き巣と遭遇し、あわや間一髪という事件も。

空き家に不法侵入 めざまし8 10月24日放送
https://news.yahoo.co.jp/articles/42bca9cb8038a3278f2af622234d52ab2fe1fcfd

静岡県函南町では山中にある空き家が火事になったりと、空き家に関する不安材料は何かとありそうです。

問題が起きる前にできるだけ早く、解決しておくことが、後々の補償問題や必要経費をかけないことに繋がるのです。

病気で言うところの「早期発見、早期治療」が大切といいますが、空き家も「早期解決」が良いのはお分かりになると思います。

しかし、空き家問題は所有者の経済的事情や、立地、工事などの諸条件、相続に関することなど、入り組んでいることがほとんど。この問題を解決するためにはさまざまなアプローチが必要です。空き家問題の解決策として、どのような対策が良いのか改めて考察していきます。

 

防犯対策をまずはしっかりと

 

空き家は泥棒や不審者にとって恰好のターゲットとなります。防犯対策を施すことは、地域の安全を向上させる重要な一歩です。ドアや窓の施錠をしっかりとし、雨戸やシャッターも閉めておきましょう。
セキュリティカメラや監視システムの設置ができると良いですが、地域で町や暮らしを守るという意味でも住民同士で連携し、防犯パトロールを行うことも効果的です。

 

掃除を定期的に行うと家は長持ちする

空き家問題、どう解決する?早いほど良いその理由

 

空き家の外観がそれほど傷んでいないように見えても、放置していると密閉された室内のままであっても劣化がどんどん進みます。家を長持ちさせるには定期的な換気や掃除が絶対に必要なのです。その他メンテナンスチェックする箇所は多々ありますが、専門の管理会社や掃除業者などプロの手を借りて、空き家を清潔かつ整頓された状態にしておきましょう。これにより新たな利用法が決まったときに非常に重要になってきます。

 

空き家の活用方法を検討してみる

空き家問題、どう解決する?早いほど良いその理由

 

空き家になったと言えど、親の思いやご自身が住まわれていた思い出が詰まっている大切な家。
処分してしまうのは心苦しい一面もあるでしょうね。

空き家を再利用、活用していくのなら、売却、賃貸、寄付としての提供や、田舎でのビジネス展開などさまざまな選択肢があります。

・古民家カフェ
・民泊施設
・駐車場
・観光施設
・農業
・ワークスペース
・アートギャラリー
・地域コミュニティセンター

地域の需要やご自身の資金状況に合わせて、地域の魅力を活かせるような最適な活用方法を検討してみましょう。

 

補助金の利用方法

加古川市の空き家管理事業者に登録されました。

補助金を利用して空き家問題の解決を支援することも可能です。地方自治体や政府から提供される補助金プログラムを調査し、空き家の再活用に資金を調達しましょう。

ちなみに兵庫県では以下のような事業があります。
空き家活用支援事業 ▶︎
https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks26/machi-saisei/sato-akiya/sato-akiya.html
(一部地域を除く)

 

リフォームの相場を調査

空き家問題、どう解決する?早いほど良いその理由

 

リフォームが必要な場合、事前にリフォームの相場を調査しましょう。

近年、自分たちの手でDIYをして空き家をリフォームすることが流行っていますが、専門工具や材料の調達、専門知識、そして何より体力や技術も必要になります。

それも愛着の湧く素敵なものになりますが、ご自身の所有する物件で、どのくらいの補修が必要か、どの程度まで資金をかけてリフォームするか、どこからを自分たちでDIYして作り上げるのか、検討する選択肢は多岐に渡ります。

無理をせず、予算を立て、リフォーム作業を効果的に進めるために重要なステップです。

ちなみに佐工務店ではDIYをするための下地づくりまでを請け負った例があります。

中古マンションDIYリノベ ▶︎

 

空き家を処分するなら

相続した土地を国に返還できる「相続土地国庫帰属制度」が始まり、各地の法務局で相談を受け付け始めて3ヶ月で、6500件を超える問い合わせが寄せられ、大きな反響がありました。報道によると、申請は約280件あり、そのうち4割が田畑、約3割が宅地とのこと。

所有者不明の空き家の隣地の人が、市と交渉して、その空き家の解体費を負担する代わりに土地がほしいとのことで、実際に解体後、駐車場として使っている例があります。このように近隣の人が空き家や空き地を再活用するのも良い方法ですね。

また国土交通省では空き家バンクに関する情報も掲載されています。空き家の状態、立地などの条件にもよるかと思いますが、空き家バンクに登録して気長に待ちつつ、他の活用方法を模索してみるのも良いかもしれません。

国土交通省
空き家・空き地バンク総合情報ページ ▶︎

 

空き家問題の解決は早いほど良いその理由のまとめ

空き家問題、どう解決する?早いほど良いその理由

 

空き家問題は地域コミュニティや国全体に大きな影響を与えています。空き家放置を長引かせているほど、問題は深刻化していきます。そして問題を抱えている、ということが所有者の精神面にも影響が出てくるかもしれません。

空き家を再活用または処分など解決することで、防犯強化や地域経済を活性化させる一助となるでしょう。
空き家問題を一人で抱え込まず、地域の頼れる専門業者や工務店など、よきアドバイスをもらえる信頼できるパートナーを見つけておくことが大切ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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